授乳体験談③
魔の生後3週
生後3週に入り、授乳頻度はさらにアップ。
日中に2~3時間続けて眠れれば、感謝…。(>_<) 授乳はカロリーも消費するので、グッタリでした。
そして、赤ちゃんにも体力がいることのようです。
その日は、娘の睡眠時間も最長1時間。機嫌が悪く泣き続け、父母が交替であやしてくれるほど。
誰も泣いている原因がわからず、ただ抱っこであやす+授乳を繰り返していました。
夜20:00になった頃、おっぱいをくわえながら、ふ、ふぇーんと咽び泣く娘。
どうして…? もしかして十分出ていない…?
もしかしたら、母乳が足りていない…?
薄々思っていたけれど、たいして母乳出てないんじゃないか…?
頻回に頑張ったところで、私は母乳が十分に出ない体質なのかも…?
ここでやっと、用意してあったミルクを飲ませてみることを思い付きました。
母が作ってくれたミルクを祈るような思いで飲ませてみると、ごくごくと一気に70ml飲みました!
およそ1日ぶりに、ようやく娘は落ち着きました。
ずっとお腹が空いて、機嫌が悪かったのかもしれません。
その後、2時間ほどして起きた娘は、30mlミルクを飲み、その夜はまとめて眠ってくれました。
その日から、「ミルクを足してもいいんだ」とだんだん思えてきました。
目の前の、お腹いっぱいになってぐっすり眠っている娘が答えでしたね。
ミルクって、そんなに悪いもの?
妊娠中は、「母乳でも粉ミルクでもどちらでもいいや」と思っていたはずでした。
でも、産後は気づけば、「できれば母乳のみ」にこだわってしまっていた。
実家・夫もミルクに慣れていなかった・肯定的ではなかった、というのもあります。
(母・妹はほぼ母乳で育てていたし、夫も「出産したらすぐ母乳がたくさん出るもの」と思っていました。)
でも、ミルクを足してみて、以下の変化が起きました。
・娘はお腹いっぱいになり、ご機嫌に長く眠るようになった
・私だけでなく、実父母も夫も休めて、ゆっくりご飯も食べられるようになった
ミルクって、そんなに良くないものだろうか?
むしろ、家族皆がゆとりを持てるありがたいものなのでは?
母乳はいいものだから、母乳を! いずれは完全母乳に! と頑張る頻回授乳は、誰のため?
何よりも…
できれば母乳のみで育てたい、ミルクでいきたい、など授乳方法を選ぶのは親の都合だけど、娘には、母乳でもミルクでも、しっかり栄養をもらって、たっぷりお腹が満たされることのほうが、何より重要なのでは…?
ミルクに対する価値観が、次第に変わっていきました。
確かに、生後2、3ヶ月頃まで頑張って頻回授乳を続け、完全母乳育児を実現できたママもたくさんいらっしゃるようです。
でも、頑張っても増えない体質も確かにあるんだとこの時気づきました。
里帰り終了&混合育児スタート
そして予定通り、里帰り終了。無事に自宅に戻ることになりました。
高熱が出た私を心配して、自分の夕飯やトイレまでそっちのけにして、娘を抱っこしてくれていた母。
赤ちゃんが寝るたびに、「今のうちに寝ときなさい」と、家事一切をしてくれ、休ませてくれた母。
まだ育児の入口に立ったばかりの私でしたが、そんな短期間でも、母の偉大さを実感しました。
3週間の里帰り生活。ずっと忘れないと思います。
それと同時に、母乳とミルクの混合で育てていくことを決めたのでした。
ママが楽な授乳方法を選びましょう!