もし、なかなか妊娠しないと感じたら?
「妊娠を希望しているけど、なかなか妊娠しない…」
「病院へ行った方がいいのかな?」
私は、娘を不妊治療(タイミング法)で授かっていますが、その体験をお話します。
妊活されている方、毎日お疲れ様です。
この記事は、不妊治療を始めるべきか迷っている方の、何かの参考になれば幸いです。
早めの治療がお勧めです
私は、32歳で結婚し、妊活を始めました。
ところが、数ヶ月経っても妊娠しません…。元々、不安要素はありました。
①年齢が33歳である
②生理不順である(生理周期20~46日とバラバラ)
それでも、どこかのタイミングが合えば妊娠するんじゃないかな?と考えていましたが、一向に妊娠せず。
結論から申し上げますと、「どうも妊娠しないな」と思った場合、なるべく早く病院に行くのをお勧めします。
不妊とされる定義は、「妊活を開始しても、1年間妊娠しないこと」。
ですが、何か原因がある場合、早ければ早いほど、治療の道筋が見つかるのも早いのです。
1年待たず、なるべく早く病院へ!
病院に行こうと決めるまで
妊活を開始したばかりの頃は、アプリを見ながら排卵日を予測し、その前後でタイミングを取っていました。
ところが、生理不順もあり、予測は正確ではありませんでした。
悩んだ末に、葉酸サプリと排卵検査薬を購入。
葉酸 配合サプリ AFC mitete 葉酸サプリ 30日分 3個セット【袋タイプ】 価格:4,860円 |
【第1類医薬品】ドゥーテストLHII 排卵予測検査薬 排卵検査薬(12回分*3コセット)【ドゥーテスト】 価格:7,711円 |
葉酸サプリは、妊活中から摂ることを推奨されているので、身体づくりのために購入。
排卵検査薬は、正しく使えば、排卵日が約1日前にわかるという優れもの。
初めて排卵検査薬を使い、陽性が出た日にタイミングを合わせて、基礎体温も二相に分かれて、これはいけるのでは…!と思った周期に、それでも生理が来てしまった時。
つらくて3日間ほど泣きました。
そのときに、「ひとりで考えて悩んでいても、きっと解決しない…。どうせ妊娠できないなら、病院で何か原因が見つかってから悩めばいい」と思い、病院に予約を入れました。
妊活を開始してから、約5ヶ月後のことでした。
健康なカップルでも、1回のタイミングで妊娠する確率は約20%。
本当に妊娠は奇跡ですね。
妊活・不妊治療のつらさ
不妊治療と仕事の両立の難しさ
当時、私はフルタイム(土日祝休み)で派遣の仕事をしていました。
不妊治療は、通院日が直前に決まります。
排卵するタイミングを見るために、「まだ排卵しそうにないから、明日また来て」「来週この日に来て」「採血をするから、生理5日目までに来て」と、あくまで自分の生理周期に合わせての治療になるのです。
私は転職したばかりで、新しい職場に来てまだ3ヶ月。
「来週この日にお休みをください」「明日休ませてください」とはなかなか言い出せず…。
必然的に、土曜日も空いているY病院を選ぶことになりました。
Y病院を選んだ理由ですが、
①婦人科ではなく、不妊治療を専門にしている
②土曜日も診療している
③ネットでの口コミが良かった
ところが、当然といえば当然ですが、Y病院でも苦言を呈されてしまいました。
「これから治療を進めるのにあたって、土曜日だけしか来られませんというのは厳しいですよ」と。
色々調べたのですが、土曜や夜間も診療している病院はなかなかありません。
「治療が数ヶ月かかるようなら、パートタイムにするか、退職も考えたほうがいいのかもしれない」とも考えていました。
でも、治療が進むほど、治療費はかかっていくという矛盾…
①タイミング指導法
②人工授精(約2~3万)
③体外受精(約30万~)
④顕微授精(約30万~)
一般的に、治療は①~④の順で進みますが、③以降は特にお金がかかります。
検査などの費用も合わせると、合計100万~かかることも…
治療のつらさ
不妊治療は、ストレスとの闘いです。
①妊娠を希望しているのに、なかなか妊娠しないこと
②知人・友人、自分より後に結婚した人たちが、次々に妊娠していくこと
③すんなり自然妊娠する人もいるのに、なぜ自分はお金と時間をかけないと妊娠しないのだろうという辛さ
④そもそも妊娠・出産・育児もハードなのに、その前の段階ですでにしんどいこと
⑤自分の年齢との闘い。年齢が上がるほど、様々なリスクも上がるため、焦りがあること
⑥「明日来てください」と言われることもあるため、仕事との両立が難しい。特にフルタイムで治療を続けるには、休みの取りやすさ等、職場の理解が必要
⑦不妊治療への周囲の理解がまだ低い。打ち明けづらいことも
⑧家族や知人からの「子供は?」というプレッシャー
⑨治療を進めるほど、検査・治療費がかかること(特に体外受精以降は、1回数十万~)
⑩病院の先生との相性が合わないこともある
⑪人気の病院は、数ヶ月先まで予約が埋まっていることもある
⑫どうしても女性側の負担が多くなるため、治療中、夫との負担の差を感じること
⑬夫との意識のすれ違い(もうすぐ排卵日なのに、タイミング取れなかった…など)
⑭毎日基礎体温をつけること自体がストレス。体温の上がり下がりに一喜一憂してしまう
⑮頑張った結果、必ず妊娠するという保証はない(原因不明ということもある)
生理が来たときは、毎日頑張っている自分へのご褒美をあげてね!
実際に妊娠するまで
1~4周期目:アプリを見ながら排卵日を予測して、自己流妊活。
5周期目:排卵検査薬ドゥ―テスト使用開始。
7周期目:病院での治療開始。クロミッドを使用し、タイミング法1周期目で妊娠。
私の場合は、幸いなことに、病院へ行って1周期目で授かることができました。
採血の結果、「多嚢胞性卵巣症候群」と分かり、排卵誘発剤のクロミッドを処方されました。
卵胞チェックの結果を見て、先生からタイミングの指示。
排卵検査薬も使用し、弱陽性・強陽性・弱陽性の日と、念のため3日連続でタイミングを取りました。
基礎体温も使用していましたが、排卵日と思われる日は1番体温が低い日ではなく、高温期に上がりかけの日だったので、基礎体温だけでは予測が難しいですね(^^;
その周期は、夫と旅行に行って、新たな趣味を見つけ、他のことに気が向いていたのもよかったかもしれません。
でも、「〇〇したから妊娠できた」「〇〇じゃないから妊娠しない」というより、たまたま受精・着床しただけ、しなかっただけ、の違いなのかな、とも思いました。
ですから、頑張っているご自分を責めないでくださいね。
妊活にストレスは大敵ですよね。
黙って見守ってほしい
ただ、黙って見守ってほしい
私の場合、病院へ行ってからはさほど時間もかからなかったため、そのまま仕事を続けることができました。
タイミング法で授かり、無事出産できたことがどれほど奇跡か。ありがたい限りです。
ただ、数年単位で治療を続けていらっしゃる方もたくさんいます。
体外受精・顕微授精まで進むと1回数十万円~かかるため、治療費もどんどん膨らみます。
きっと、私もすんなり自然妊娠できていたら、色々なことを知らずにいたでしょう。
その人は、
・結婚したくて婚活してるけど、なかなか出会いがない人かもしれない
・なかなか子供が出来なくて、毎月生理が来るたびに泣いている人かもしれない
・流産や死産を経験して、苦しさの中にいる人かもしれない
・夫婦で話し合って、子供を持たないと決めている人かもしれない
嬉しいことがあれば必ず報告したいものなので、黙って見守ってくれることが1番ですね!
結局、妊娠4ヶ月で両親・義両親に報告しましたが、
それまで何も聞かずにいてくれて、とてもありがたかったです。
最後に
誰でも親になるのは不安なもの。
ですが、まだ見ぬ子供に会いたくて、つらい不妊治療を頑張っている方々を尊敬します。
相当なしんどさと闘っている上、現在では、コロナウイルスという要素も加わってしまい、きっととても悩まれているかと思います。
結果として、不妊治療をやめる・休むことになったとしても、それも大事な選択のひとつです。
どの道を選ばれても、よい出会いに恵まれることをお祈りしています!
皆様に、素敵な出会いが待っていますように!